暫く間が空きましたが、皆様、如何お過ごしでしょうか?ホワイトニング関連の続きをお話ししましょう。
ホワイトニング〜って以前から興味はあったけど歯に悪いんじゃないかしら?
実は、ホワイトニングは歯を白くするだけではなく、「歯周病やう蝕予防の効果もある」
今回のエピソードのキーワードは以下の2つです。
①ホワイトニングプリベンション
②タッチアップ
ホワイトニングプリベンションとは具体的には、
⭐︎歯周病原因菌やう蝕原因菌を減少させる効果と、フッ化物を併用することにより歯質の再石灰化を促進、脱灰を抑制、結晶性を改善させる効果があります。
ホワイトニングを行う前に歯周病治療を受ける必要がありますが、その理由は
a: 歯周病で歯肉に炎症があると、ホワイトニングの成分が歯肉の炎症(特に血液)に反応して薬効を失ってしまい本来の目的を果たす事が出来ない。
b: 歯肉に炎症がある時にホワイトニングをすると歯肉退縮を起こす。
c: 歯肉に腫れがあり引き締まっていないとホワイトニングにより知覚過敏を起こす。
歯科医院で行うプロフェッショナルケアと患者様ご自身のセルフケアーが大事と言うことです。
そこで、②のタッチアップですが、白い歯を維持しつつ歯周病と虫歯予防には定期的なタッチアップが必要と言うことです。
タッチアップとは簡単に言うと定期的にホームホワイトニングをご自身で行い口腔環境の良好な状態を維持することです。
追加になりますが、当医院ではホワイトニングプリベンションケアーとして、ホワイトニング直後にPTCペーストを歯面に機械的に塗り込み、CPP-ACPが配合されたMIペーストを塗布するコースも行っています。ホワイトニングにより綺麗になった歯はカルシウム、リンを取り込み易く、ホワイトニング後の着色、後戻りを防止できる。ご興味が有ればスタッフにお問い合わせ頂ければ幸いです。
次回は歯周病に対する、いそむら歯科医院の取り組みについてお話ししたいと想っています。
医療法人社団いそむら歯科医院 院長 磯村 治男